平成二十九年度の本園の教育 園長 木室 忠明
今年は入園式に合わせていただけたかのように桜の花の満開が遅れました。それでも、着実に季節は進んでいきます。子どもたちの成長も同じで、発達の歩みが止まることはありません。
幼児教育は、こどもが初めて出会う「外」都の繋がりです。年少さんは多大なエネルギーを使ってこれまでの「内=家」のルールと「園」のルールを切り替えようとしています。その年少さんも四月生まれと三月生まれとでは大きな違いがあります。もちろん個人差も大きいのです。それを、幼児期から小学校低学年の間に上手に、負担なくいくつかの発達の課題=階段を歩んでいかなくてはなりません。改めて、そのスタートとなる幼児教育の期間が重要となります。保護者の方と幼稚園はよくお話をして子供たちの内心を共通理解して育ちを促していくことが大切だと考えています。本年もよろしくお願いをいたします。
本園は、三年目になる国による新しい子育て支援政策を受けている(私学助成ではなく)新制度の幼稚園です(葛飾区内では二十九園中五園のみ)。そのため、国や都の施策や教育理念を十分に理解し、釈迦の要請にこたえていきます。そのために、教育内容や運営内容にいくつかの新しい取り組みを本年も取り入れていきます。よろしくご協力をください。