お知らせ

2018.01.10 しらゆりだより

1月のしらゆりだより

犬と生活する    園長 木室 忠明

 平成三十年が始まりました。二月にお隣の国の平昌で冬季オリンピックが開催されます。四月からは新しい教育要領での教育活動が始まり、教科道徳や英語活動が本格的に指導します。園児たちにとってどのような一年になるのでしょうか。たくさんの新たな成長が見られるのが楽しみです。
 そして、本年の干支は戌年です。戌は方角でいうと北北西。また、戈(ほこ)という字がもとになりますから作物を「刈り取る」という時期となります。 
 
干支を動物で表しますと〈犬〉になり、猫が好きな人たちには「何故、猫の干支がないのか」と議論になります。犬とは人間が樹上から平野で生活を始めた古い時代から一緒に暮らすようになります。二本足で活動するため骨盤が縦になり、産道が狭くなったことでヒトは難産となってしまったため、安産を祈願する象徴として神社の守り〈狛犬〉にまで昇進しました。ヒトにとって、危険を知らせてくれたり、猟をしたり、馬や羊を協力して管理したりしてくれる『意志の通じる』生き物としての地位を得ることになります。集団生活の中で子供は子犬の世話や遊び相手となり、生き物を好きになる原型が養われることになります。私も小さい時から犬と育ってきました。シェパードやゴールデンレトリバーはトレーニングの相手や散歩での話し相手として頼りになる相棒でした。生き物を育てるということは心の成長を助けます。植物も同じです。今年は何かを育てることに挑戦しましょう。


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