絶妙なライス
園長 安藤希與子
長い夏休みが終わり、子どもたちが元気にもどってきました。夏休み中には様々な行事がありましたが、年長組のお泊り保育では園児の大きな成長が見られました。みんなで食べたカレーライスのおいしかったこと!昔からカレーライスは国民食として、絶大なる人気を維持しています。
カレーライスを表した俳句に「南風吹く カレーライスに 海と陸」という歌があります。 海の部分のカレーと陸にあたるご飯の絶妙なコントラストがカレーライスの人気の秘密ということです。
私は丼ものが好きで、今年の夏、軽井沢の有名な蕎麦屋で、絶品の天丼に出会いました。カリっと揚がった天ぷらと天汁の浸みこんだご飯の味が、たまらなくおいしかったのです。
また、かつ丼にも目がありません。ご飯にかつと卵が馴染み、ご飯に味が浸みわたっているのが魅力です。どちらにせよ、ふっくら炊けたご飯があっての話でした。今では食が細くなり、丼物を口にする機会も減りましたが、時として、無性に絶妙な味のご飯が食べたくなります。
お米は一粒一粒が農家の苦労の結晶で、一粒でも無駄にするな・・・と私も小さい頃から言われてきました。「ゆめおばこ」「つや姫」「きぬむすめ」お米には魅力的な命名が目立ちますが、日本を支える大切なお米を、心から愛し、お米一粒でも粗末にしない子どもたちを育てたいと思っています。