エコの快感
園長 安藤希與子
秋分の日が過ぎて、日の出が遅くなり、宵がせまるのが早くなり、秋の気配を感じると一種の寂しさを覚えます。
スポーツと芸術のこの秋に本園では、十月に運動会、十二月にはお遊戯会があります。イベントに向けて、子どもたちと教職員が熱く燃える姿を見ていると、私まで心がワクワクしてきます。保護者の方々も一緒になって燃えてください。
さて、最近一段と涼しさを感じるようになりましたが、今年の夏は猛暑に苦しめられました。でも自宅ではゴーヤのカーテンで直射日光を遮ったり、風通しをよくしたりで、エコライフも「やれば、できる。」という実感が持てました。
無駄な電気を切る瞬間のちょっとした快感は、だれにでも経験があると思います。私も自分自身を「消灯女」と称していて、家庭で消し忘れを発見しては「電気つけっぱなし」とホクホク顔で電気を消し、注意する優越感を味わっています。資源と環境を守る『エコ精神』を持っていることへの満足感を味わっているのです。ぜひ、ご家庭でも消し忘れた電気を「私が消す」「僕が切る」と『エコ精神』を率先する優越感を子どもたちが味わえる場を提供してみてください。
今年の夏は、猛暑で毎日のように流れた「熱中症警戒放送」にもめげずに子どもたちは見事に暑さに打ち勝ってくれました。この自信をもとに『エコする快感』を味わえる子どもに育ってもらいたいと思います。