表参道ヒルズをデザインした建築家安藤忠雄はわたしの身内ではありません。
ただ、自分の愛するものにあくまでも「こだわり続ける」姿勢には、わたしと共通するものがあります。
わたしの目指す幼稚園、わたしの育てたい子供たち、とことんこだわっていきたいと思います。
グレート安藤
園長 安藤希與子
いよいよ新しい年の幕開けです。
毎年、元日には柴又帝釈天まで足を延ばし、江戸川べりで初日の出を拝むことにしています。しらゆり学園幼稚園の園児たちの幸せを真摯に祈ってきました。
さらに今年は参拝者ナンバーワンを誇る明治神宮にお参りしました。以前、よく散策したなつかしい表参道を主人と二人でぶらぶら歩いて『表参道ヒルズ』まで足を延ばしました。この商業施設『表参道ヒルズ』は、街がそのまま屋内に続く造りになっています。それはこの建築物をデザインした安藤忠雄氏が、表参道のケヤキ並木を生かしたデザインに頑固にこだわったためです。つまり建築部門で文化勲章を受けた安藤忠雄氏の主張の表れなのです。べつに身内ではないのですが、なぜか祖先は「安藤」で同じかも・・と秘かに尊敬しているのです。
彼は新国立競技場デザインで審査委員長として話題となった人であり、世界的なスケールで大型施設を手掛けています。しかし自分が一番おもしろいと思うのは敷地や予算に限りのある小さな家であると言っています。それは、彼が家計の厳しい家庭に生まれ、狭い長屋で少年時代を過ごしたにも関わらず、独学で学んでハーバード大学の教授まで務めた経験からきているのでしょう。まさに夢をつかんだ「グレート安藤」なのです。
子供たちには自分の興味を持ったことにはとことんこだわり、将来を見つめ、夢をしっかりと持ってほしいものです。
本年も幼稚園へのご協力ご支援をお願いいたします。